何も楽しめない抑うつ状態から少し回復した話

朝日が差し込む森の道と「何も楽しめない日々から少し回復した話」というタイトルのイメージ画像

年始の体調不良から、日常の見え方が変わってしまった。

「何も楽しめない」って、こんな感覚なんだと思った。

何もやりたくない。
動きたくもない。
考えたくもない。

外からの刺激や感覚を、すべて閉じてしまっている。
そんな感覚だった。

少し調べてみたら、燃え尽き症候群や抑うつ状態と言われる状態だった…っぽい。
病院で診断されたわけでもないけど、何かがおかしいという自覚はあった。

※このときの状態に至るまでの経緯は、別の記事に書き綴っています。
>> メンタル不調の原因を振り返る|抑うつ状態になった当時の状況

ショックだったのは、今まで楽しめていたことが楽しめなくなったこと。

趣味のギター、読書、ゲーム。
いざやろうにも、始めるまでの動きで億劫に感じてしまう。
本当に何もできない。

もっとまずいと思ったのは、

「誰にも会いたくない」

誰にも会いたくない感覚

元々、ひとりは好きだ。
でも、この感情は拒絶だ。

自分で選択した「ひとり」と、振り払う「独り」は違う意味な気がしてならなかった。

少し、休ませよう。私を。
そう静かに決意した。

※このとき実際に試した回復の方法は、別の記事にまとめています。
>> 抑うつ状態の初期に【やらない】と決めたこと

生活習慣を少しだけ見直してみた。
健康的で、規則正しい生活。
…に見えるが、心はざわめきっ放しだった。

「本当にこれで治るのか?」
「こんな気持ち、いつまで続くんだ」

現在の葛藤と、未来への不安が入り混じって、常に不安定だった。
そして、そんな自分がひどく情けない。

そんな状態が、1ヶ月…2ヶ月と過ぎていった。

不安が少しだけ消えた日(回復の兆し)

ある日ふいに、

「あれ?今、不安を感じていないかも」

そんな独り言が、私の中で浮かんだ。

明確にこれだという出来事があったわけではない。
ただ、不思議と胸のつっかえが、少しだけ軽くなっていた。

ずっと心の中は焦っていたんだと思う。

「自分を変えなきゃいけない」

そんな風に考えていない自分を見つけられたことが、少し嬉しかった。

そして、もうひとつ気付いたことがあった。

罪悪感が消えていた

ダラダラしていることに、罪悪感を感じなくなっていた。

会社から帰ってきても、休みの日も、横になってスマホを見つめるだけ。

「また一日が終わってしまう」
「時間を無駄にしてしまった」

しょうもない生活を送っている自分に、私はずっと「×(罰)」をつけていた。

自由な時間をどう使おうが、それは誰かが評価するものでもないはずなのに。

勝手に自分を評価する機能が、私には備わっていたらしい。
なんてめんどうな機能だと、つくづく思う。

でも、いつ頃からか忘れたけど、その機能は少し止まった。
完全に止まったわけじゃないんだけど。

何時間も横になり、なんの生産性もない日を過ごしても、

「お腹空いた。ご飯食べよう」
「こんな時間か。お風呂入ろう」

ただそれだけで、一日が終わる。

評価を入れずに日常を過ごしている自分に、ふと気付いた。

そのとき思った。

ただ生きていれば、それだけで十分

この感覚を、ずっと忘れていたのかもしれない。

小さな変化をひとつ見つけると、またひとつ見つかる。

またひとつ。
またひとつ。

そうやって、少しずつ本来の私に戻っていくような感覚だった。

回復期には気分の波がある。
でも悪い状態があっても、良い状態も増えていた。

打ち消し合ってくれていた、という感覚の方が近い。

「少し回復してきたかも」

そう思えた頃には、止めていたランニングや趣味も再開していた。
気合を入れた一歩ではなく、ごく自然に。

ホッとしている自分を感じたのは、久々だった。

私なりの回復方法

メンタルを壊した経験は、実のところ何度かある。
大きく崩れたのは、今回を含めて3回目かな。

崩れる原因は、毎回違った。
だいたいはマイナスな出来事が重なって。

これが原因だとは言い切れない。

でも、回復するきっかけは、いつも似ていたように思う。

「今の私に気付いてあげる」

これが、私なりのメンタル回復方法なのかもしれない。

「今は不安を感じてる。苦しい」
「昨日から、なんか調子いいかも」

ポジティブもネガティブも、良し悪しはない。

もう一人の自分と対話してあげる。
そんな感じ。

どこかで、気持ちを知って欲しい自分が居たような気がしたから。

これを書いているのは3月。

そろそろ冬も終わり、ぬくい風が吹き始めた。

抑うつ状態から回復期を迎えた私の背中を、少し後押ししてくれているような。
そんな季節。

今日も少し、私のありのままの声に、耳を傾けようと思う。

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