「まだいける気がする」
「でも、どこかおかしい気もする」
「無理していいのか分からない」
そんなメンタルのまま、
無理を続けるか、休むかで迷ってしまうことはありませんか。
明確に動けないわけじゃない。
でも、以前のようには動けず、どこか消耗していく。
この状態をどう判断すればいいのか。
はっきりした基準がないからこそ、余計に迷ってしまう。
私も過去に、メンタルを大きく崩したことが3回ほどあります。
今になって思うと、心が限界のサインは小さく出ていました。
この記事では、私なりに感じた
「休むべきか、頑張るべきか」の判断基準の目安をまとめています。
休むべきか頑張るべきか迷うのはなぜか
まず前提として、
この「迷っている状態」というのが、
少し特殊な心の状態ということです。
本当に元気なときは、
そもそも「休むかどうか」で迷わない。
逆に、完全に限界を超えてしまうと、
もう考える余裕すらなくなる。
つまり、
- まだ動ける
- でもどこか違和感がある
この中間の状態にいるときに、人は強く迷います。
「まだ大丈夫」と思ってしまう理由
この状態でややこしいのは、
自分では「まだ大丈夫」と、判断してしまうことだと思っています。
例えば、
- 仕事には行けている
- 最低限のことはできている
- 周りと比べても、そこまでおかしくない
こうした要素があると、
「まだ限界ではない」と思ってしまがちです。
私自身も、
「生きていれば、こういう気分の波はあるでしょ」
といった考えでした。
でも実際には、
- 回復しているわけではない
- ただ消耗しながらやりすごしている
だけのことも多く、見落としやすいポイントです。
無理を続けているときに起きる変化
無理を続けているときは、
分かりやすく崩れるとは限りません。
むしろ、静かに心も体も変わっていきます。
例えば、
- 何をしてもあまり楽しくない
- あまり笑わなくなる
- 頭がボーっとして、判断に時間がかかる
- ちょっとしたことが妙に重い
こうした状態は、
「まだ動ける」範囲に収まっていることが多く、
「頑張らなければ!」と、
無理に拍車がかかる場合もあります。
だからこそ、見逃しやすいし、
心の限界にも気付けないんです。
「頑張れる」と「余裕がある」ことは違う
ここで一つ重要なのは、
「頑張れる」ことと、
「余裕がある」ことは別だということです。
人は意外と、余裕がなくても頑張れてしまいます。
- 義務感で無理やり活動する
- 気を張って惰性で続ける
- 周りに合わせて振る舞う
こうした状態でも、日常は回ってしまう。
心の限界サインを見逃しやすいのだと思います。
特に、
「真面目だね」「責任感があるね」
と言われてきた人や、自覚があるような人は、
この傾向にあるような気がします。
でもそれは、「健康な状態での頑張り」ではないと私は思っています。
動けているかどうかではなく、
どういう状態で動いているかを把握することが大事です。
判断の目安|休んだ方がいい状態とは
では、「休むべきか、頑張るべきか」はどう判断すればいいのか。
人それぞれ事情は違いますが、
私の経験から、2つの目安があります。
回復している感覚があるか
人には「回復する」という機能が必ず備わっています。
でも、いつまでも悪い状態が続いているのは、
心が弱っているサインだと言えます。
例えば風邪を引いたとしても、
薬を服用して、しっかりとした睡眠を取れば、
熱も下がり、体のダルさも解消されますよね。
それは心も同じです。
- 時間が経てば戻る感覚がある
- 休めば少しポジティブになれる
こうした「回復の手応え」があるなら、
まだ踏ん張れる状態かもしれません。
むしろ、自然体で健康的な状態だと思います。
一方で、
- 何をしてもあまり変わらない
- ネガティブな感情が湧き続ける
この場合は、回復していないのに、消耗だけしている状態。
この状態が続いているなら、
一度立ち止まった方がいい可能性が高いです。
人との関わり方が変わっていないか
もう一つの目安として、
「人との関わり方が変わっていないか」もあります。
例えば、
- 以前は平気だったのに、人と会うのが少し億劫になっている
- 連絡を返すのに時間がかかるようになっている
- 誰かと会うことを、なんとなく避けてしまう
こうした変化があるときは、
エネルギーが少し減ってきている状態かもしれません。
人と関わることは、
思っている以上にエネルギーを使いますからね。
だからこそ、
「避けたくなる」こと自体がサインになる場合もあります。
とは言っても、
ひとりでいることが、好きな人もいますよね。
私もそうです。
気楽で、気を使わない「ひとり」の時間は大事にしています。
ですが、メンタルを崩したときは、
仕事などの最低限の人間関係すらも、
重く感じてしまうことがありました。
自分で選んで「ひとり」でいることと、
避けるように「独り」になっている感覚は、
少し違うものだと、私は思っています。
もしその「避けたい」という感覚が、
自分で選んだものではなく、
自然に出てきているものなら、
それは一度立ち止まるタイミングに来ているサインなのかもしれません。
私自身も、メンタルを崩したときには、
「人に会いたくない」という感覚がかなり強く出ていました。
あとから振り返ると、
いくつかの要因が重なっていたんだと思います。
そのときの状況は、
【メンタル不調の原因を振り返る|抑うつ状態になった当時の状況】
に残しています。
無理に結論を出さなくてもいい
ここまで考えても、
結局、すぐには答えが出ないこともあると思います。
- 休むべきか
- もう少し頑張るべきか
この二択で考えると、
どうしても極端になりやすい。
決断するということが重く感じ、
自分を苦しめる場合もあります。
でも実際は、
- 日常生活は最低限のことしかやらない
- 義務感ではなく、取り組めることだけやる
- 人と距離を取るタイミングはあってもいい
休むか頑張るかを無理に決めるよりも、
先に「やらないこと」を決めて、
負担を減らした方が楽になることもあります。
私自身が、抑うつ状態の初期に
実際にやめたことは、
【抑うつ状態の初期に「やらない」と決めたこと】
にまとめています。
そういう中間の選択も視野にいれることで、
時間と共に、回復傾向に向かいやすくなります。
迷ったときに立ち止まる目安
ここまで書いてきたように、
- まだ動ける状態にいる
- でも違和感が出始めている
そんな状態にいるときほど、
一番判断が難しいのだと思います。
判断の目安としては、
- 回復している感覚があるか
- 人との関わりを避けたいと感じるか
そのあたりを一度見てみると、
今の状態は少し見えやすくなるかもしれません。
そして何より、
「まだ大丈夫」と思えているときほど、
一度立ち止まってもいいタイミングなのかもしれません。


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