本を読む習慣をつけたいけど続かないあなたへ
「本を読む習慣をつけたいけど、時間がない」
「読書が苦手で、ついスマホを触ってしまう」
「本を買ってみたものの…積読」
そんな経験、ありませんか?
私も、本を読むのは苦手でした。
むしろ、大嫌いでした。
しかし、今となっては読書習慣が自然と身に付き、楽しんでいる自分がいます。
多くの人が
- 「本を読むこと=勉強」
- 「続けるためには”嫌”でもやる」
と思い込みがちですが、実はそれが逆効果。
読書は、“頑張るための行為”ではなく、“自分を癒す時間”です。
この記事では、本に対するイメージを塗り替え、「読書が苦手」「読む時間がない」と感じている人でも無理なく続けられる方法を紹介します。
なぜ「本を読む習慣」が続かないのか?
多くの人が挫折するのは“読書のイメージ”のせい
「読書」と聞くと、つい堅苦しい勉強や難しい本を想像していませんか?
その理由は、学生時代の「読書感想文」にあると私は思っています。
せっかくの夏休み。
学生の一番の楽しみは、学校や家の外にあるものです。
しかし、
- 宿題という“義務感”
- 読書という”行動の制限”
これらを強いられるので、ストレスを感じる人は多かったのではないでしょうか?
そのイメージは大人になってからも残り続けます。
忙しいビジネスマンや育児中の方は、自由な時間が限られています。
そんな日々の中で、本を開くこと自体が負担に感じられてしまうのです。
「ちゃんと読まなきゃ」という完璧主義が読書を遠ざける
”1冊を最初から最後まで完璧に読まないと意味がない”と考えると、途中で投げ出してしまいがちです。
完璧主義は、逆に読書を遠ざける原因になります。
これは、私が速読教室に通ってた時に講師から聞いた情報です。
人は平均で1分間に約400~600文字を読めるというデータがあるようです。
これを一般的なビジネス書の文字数(約10万〜15万文字)で計算してみると、以下のようになります。
| 読書速度 | 1分あたりの文字数 | 10万文字の本 | 15万文字の本 |
| ゆっくり読む人 | 約400文字/分 | 約4時間10分 | 約6時間15分 |
| 平均的な人 | 約500文字/分 | 約3時間20分 | 約5時間 |
| 速く読む人 | 約600文字/分 | 約2時間47分 | 約4時間10分 |
私自身も、実際に計測してみたことがあるので、目安の時間としては合ってます。
約3~6時間…できます?(笑)
内容を理解しながら読むとなると、さらに時間がかかります。
これだけの時間があるなら、別の楽しい体験をしたいと思うのも無理はありません。
本を読もうと前向きな人でも、「時間がない」「眠くなる」と思ってしまうのは当然のことだと思います。
読書の固定概念を手放そう -「本=勉強」じゃなくていい
読書は”心の深呼吸”
「学ばなきゃ」と思うほど、心の余裕がなくなり、読書が義務化して辛くなります。
しかし、本を読むだけでも心に変化があるとしたら、少し見方が変わるかもしれません。
読書と瞑想の共通点
瞑想やマインドフルネスという言葉、聞いたことのある方も多いでしょう。
そして、その効果についても多くの研究が行われています。
アメリカ心理学会(APA)の紹介ページでも、瞑想がストレス軽減や心の健康に寄与する可能性があると報告されています。(参考:APA公式サイト)
簡単に言えば、瞑想とは「今ここに意識を向けること」。
過去でも未来でもなく、ただ“今”に心を置く時間です。
私たちのストレスの多くは、過去の後悔や未来への不安から生まれます。
しかし瞑想は、それらから一度離れ、静かに呼吸を整える行為です。
私は、読書も似たような感覚を与えてくれるように感じています。
試しに本を読みながら、仕事の不安や人間関係の悩みを考えてみてください。
…意外と、うまく考えられないんですよね。
それは、読書が自然と「今、この瞬間」へと引き戻してくれるからです。
寝る前5分の読書で変わったこと
私自身、寝る前についスマホを触りがちでした。
しかし、ここ数年は数ページだけでも本を読むようにしています。
何ページ読むかは決めていません。ただ開いて、読みたい部分を読むだけです。
すると、不思議と余計なことは考えなくなり、スッと眠りにつけるようになりました。
読書は頑張るものではなく、“自分の心を整える時間”。
次に疲れを感じたときは、ほんの数ページだけでも本を開いてみましょう。
ふと、心が少し軽くなっていることに気付くはずです。
“気づき”をもらうくらいがちょうどいい
読書は深く理解する必要はありません。
1つのフレーズや気付きを受け取るだけで、十分に価値があります。
つまり、自分にとって”必要な情報だけ”を拾って読めばいいのです。
本の中で、自分の血肉になる部分はせいぜい2、3ヶ所。
本文の中で、
- 「あっ、これ私のことだ」
- 「こんな私でも解決できる道があるんだ」
こんな風に思えると視野が広がり、日常生活も明るく過ごせます。
私の体験談
私は一時期、本業、副業、家庭事情のストレスのトリプルパンチをくらい、過呼吸で倒れたことがあります。
しかし、たった1冊のワンフレーズを読み、「あっ、まだできることはある」と気付き、小さな行動に移したことがあります。
すると、自然と心は回復し、問題も解決してしまったのです。
数分、数ページの読書で、日常がガラリと変わる可能性がある。
それが、本の最大の魅力と言えます。
読書の時間がないとしても、たったひとつだけでいいんです。
お気に入りのワンフレーズを見つけてみましょう。
読書が苦手な人でも続く、本の選び方のコツ4ステップ
せっかく本を読むなら、楽しく読めた方が読書もはかどります。
しかし、「何となく」で選んでしまうと後悔する場合も多々あります。
ここでは、私が読書術を学ぶ中で、実際に効果があった本の選び方を紹介します。
ステップ1:目的を言葉にしてみる
本を読む際には、なにかしらの目的を持っている人は多いはず。
試しにメモ帳でも構わないので、自分の望みを書いてみましょう。
- ○○のスキルを伸ばしたい
- ○○な悩みを解決したい
- 楽しい気分になりたい
難しく考えなくても大丈夫です。
なんとなく、フワッとした言葉でも構いません。
ステップ2:本屋へ行ってみる
始めは本屋へ行くことをおすすめします。
できれば、比較的大きい店舗です。
電子書籍やオンライン書店という選択肢もありますが、画面上のおすすめが、必ずしも自分に合っているとは限りません。
私も始めの頃は、Amazonで購入していました。
しかし、聞いたことない単語、言い回しの本を何冊も購入してしまい、「全然面白くない」と後悔したことが何度もあります。
少し手間ですが、実際に足を運んでみましょう。
ステップ3:書いたメモを握りしめ、店内をウロウロしてみる
人間の脳には、必要だと思った情報を無意識に探す機能が備わっています。
心理学ではこれを、カラーバス効果と呼んだりします。
書いたメモを意識しながら、店内をゆっくり見て回ってください。
本のタイトル、色合い、形状などから、「これがいいかも」と思ったものを直感で選びましょう。
ステップ4:目次をたどって、興味のあるところだけを読む
前書きと目次に目を通して、自分の目的に合いそうな部分だけ少し読んでみましょう。
この時に大事なのは、自分の心を観察すること。
- 先が気になる
- 少し救われた気がする
- ちょっとワクワクする
こういった感情の変化が感じられたら、その本を購入してみましょう。
これは小説などの物語でも一緒です。
ジャンルにとらわれず、色んな本を手に取ってみる。
もし何も感じない場合は、棚に戻してステップ3~4を繰り返してみてください。
実践してみた当時の感想
この方法を試すと、高い確率で自分に合った本を選ぶことができます。
そして、ちゃんと読めます。
正直、私も半信半疑で試しました。
そんなわけないだろうと…
しかし、本を読んでいる時の高揚感や、心が軽くなった感覚を今でも覚えています。
読書が大嫌いだった私でもです。
人は感情を揺さぶられるものに敏感で、もっと欲しいと思ってしまうのかも知れません。
本を読むのが「楽しい!」と思えたら、電子書籍に移っても大丈夫。
ここで紹介したステップはあくまで、読書に対する抵抗を下げるための一歩だと思って試してみましょう。
本を読む時間がない人でもできる「読書習慣のコツ」
時間を“確保”するより、“日常に溶け込ませる”
通勤・通学中や寝る前のわずかな時間でも、本を開くことはできます。
そして、既存の習慣に読書をくっつけることで、自然と続けやすくなります。
おすすめのタイミング
- 通勤・通学(電車・バスが来るまで)
- 子供の送迎の待機中
- 寝る前の5分
通勤・通学、寝る前だけでも、1日10~20分程度の読書時間は確保できるようになります。
先ほど紹介した、平均的な読むスピードで計算すると、月に約1〜2冊読める計算です。
十分ですね。
まずは5分からでもいいので、少し読んでみましょう。
習慣化する方法については以下の記事でも紹介していますので、そちらもご覧ください。
本は“飾らず”に”置く”のがコツ
これは私個人の感想ですが、本は手の届く範囲に置くことをおすすめします。
机の中や棚に置くと、手間が増え、読書時間も減ります。
そう、私…めんどくさがりなんです。
しかし、見える範囲に無造作に置いておくことで、自然と手が伸びます。
私の枕元に無造作に置かれた本を例にすると…

おすすめの配置場所
- 枕元(寝る前用)
- リビングのテーブル(くつろぎ用)
- キッチン周り(料理の合間用)
- 外出用バッグの中(通勤・待ち時間用)
思い付く場所に、適当に置いてみましょう。
本を身近な存在にすることで、”読むぞ”という意識から”読んでた”に変化することを感じてみてください。
本は読むだけじゃない。本が“心のお守り”になる理由
本の価値は、読むことだけにあるわけではありません。
むしろ、“そばにある”ことで支えられる瞬間があります。
それはなぜか?
著者の経験や思いが詰まっているからです。
そして、言葉とは”人の心を可視化したもの”だと私は思っています。
私はたった1冊の本で救われた経験があります。
その本が少し目に入るだけでも、「私は大丈夫」、「きっとこの先上手くいく」と心が落ち着き、前向きに考えられるようになりました。
本は、“言葉の形をしたお守り”です。
特に日々忙しく過ごす人ほど、「読む」より「持っておく」ことが大事かも知れません。
あなたも“持ち歩く本”をひとつ決めてみてください。
カバンに入れておくだけでOK。読まなくても構いません。
「この本がそばにある」と思うだけで、不思議と落ち着きます。
読書をタスクではなく、”心を整える小さな習慣”に変えてみましょう。
まとめ:「頑張らない読書」で習慣は育つ
本は、読んだ人の人生を豊かにしてくれるものです。
しかし、多くの人は抵抗を感じ、挫折してしまうのはもったいないと感じています。
本を読む習慣は“イメージを塗り替え”、”自然に取り組む”ことで誰でも定着します。
- 読書は“努力”ではなく“心の休息”として取り入れる
- 本を読む習慣は、”日常に溶け込ませる”
- 本は、人の心が宿った”お守り”
たった5分の読書でも、心の景色は変わります。
自分の望みを言葉にしてみて、その想いに合う1冊を本屋で探してみましょう。
きっとあなたの中に“小さな変化”が見つかるはずです。




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